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写真を撮るのがすきな愛のブログです。リンクフリーです☆


by tuga369
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SAYURIを観て来た。

8時に築地について買い物を済ませて(松露で玉子焼きを買ったら
生卵を2個おまけにつけてくれた。土曜日限定のおまけだそうだ)
築地から有楽町のマリオンまで歩き「SAYURI」を初日の朝イチ
(AM9:45~)に観て来た。朝イチなので混んでなくてよかった。

主人公さゆりは貧しい漁村の生まれで、夜中に無理矢理起こされて
女衒のおっちゃんに花街へ連れて行かれるシーンから物語が始まる。
冒頭からもろ人さらいのシーンでハードだ…。
さゆりが連れて行かれた花街(京都の祇園かな?)のシーンが暗く、
道は迷路のように入り組んでいて魔窟っぽい雰囲気をかもし出して
ました。あれはさゆりの不安な心境をあらわす為の演出なのか…。

煙草をばかばかふかしている芸者置屋のおかあさん(桃井かおり)が
さゆりの顔をひと目見て、「水の相が強い顔だね」と云う。水商売に
水の相って合わないのかな?子役の青みがかった黒い目がうるうる
してて、いかにも「水をたたえた瞳」という感じの目なんだよ。
さゆりの姉芸者の豆葉(ミシェル・ヨー)のセリフで「水は木をなぎ倒し、
金属を腐らせ…」という水は弱そうに見えて実は自然界で最も強い物質だ、
みたいなセリフがあった。さゆりはたおやかに流るる水の相という感じだ。
それにしても豆葉が大奥の音羽(余貴美子)に見えて仕方なかった。

芸者の話なので、女の戦いもアリ。同じ置屋にいる初桃という芸者が
(女郎のようにぞろりと着物を着て、ぞくぞくするような凄みがある)
さゆりの芸者としての才能に気づいてなのか猛烈に嫉妬しまくる。
コン・リーが初桃を演じていたんだけど、覇王別姫でも気性が激しい
役だったなあ。さゆりが水の相なら、初桃は火の相という感じだ。
踊りのシーンも見せ場なのですが、はじめてお座敷に上がって
緊張気味に扇を手にして踊るシーンがすきだ。着物はもっと華やかだと
思っていたんだけど、薄い黄色とか水色とか淡い色が多く地味すぎず
派手すぎずそつのない着物姿だった。お座敷ではお客様が主役だから
良いものは着るけど、芸者がお客様よりも目立っちゃいけないのだね。
あと芸者は動く芸術品とか云ってた。着る物から言葉遣い、所作と
どこから見ても誰から見ても美しくないとだめということはすごいことだ。

渡辺謙の役名が「会長」というんだけど、何の会長なんだろう?
(全ツル連とか…?)会長が成長したさゆりとしだれ桜の下で話す
シーンがうつくしい。映像がきれいで和もの好きな人なら楽しめる
映画だと思う。セリフは全て英語だけど違和感なく見れた。

映画が始まる前の予告を見てたらケンタウルスとかクイーンマブみたいな
女王様とか100年の冬が続く国だとか「妖精王」に似てるなーと思って
ナルニア国物語の前売り券を劇場のチケット売り場で入手(公開は来年の3月)
原作はなんとルイスキャロルですよ!ファンタジー映画ってイギリスが多いね。
前売り特典は光る携帯ストラップ。(携帯持ってないけどさ)透明なアクリル
の中にアスラン(ライオン)と白い魔女の彫刻が入っていてどちらか選べる。
by tuga369 | 2005-12-11 00:00 | 映画(영화)・ドラマ