『海月姫(くらげひめ)』を見て来ました。
2014年 12月 30日
わかれる映画かと思いますが、おもしろかったです!
以下、ネタばれあります。
予告編を見て、どんな映画なのかな…?!と思って行きましたが、
ふたを開けてみると、蔦のからまる時間が止まったようなふるい
アパートに住むニートなおたく女子たちが周辺の地上げ&アパート
立ち退きの危機を救うためにファッションショー開催&洋服づくりを
するという『装苑』な映画で、能年玲奈ちゃんは海や海の生き物に
縁のある女優さんだなあと感じました。
映画に登場する女子よりもかわいい女装男子の服の色や柄の組
合せが(しかも細くて身長があるので着映えする!)すてきでした。
おたく女子メンバーで篠原ともえちゃんや池脇千鶴ちゃんも出演し
ていたのに、見た目が地味なので、まったく気がつきませんでした;
映画の中で「おたく女子」を若干、誇張している部分がありましたが、
わたし自身、おたく要素を色濃く持ってるので(笑)共感する部分が
多々ありました。それから一般のひとの視点で見るとやはりおたくは
奇妙に見えるんだなあと思いました(能年玲奈ちゃん扮するくらげ
おたく女子が、くらげ展へ行く途中、街中のオシャレびとの視線や
人混みに耐えきれず、渋谷駅からスペイン坂を上って渋谷パルコ
へたどりつけなかったりする!)
いま思えば、おたく=「何かに帰依しちゃったひと」だと思うのですが、
映画に登場するのは、くらげおたく、鉄道おたく、三国志おたく(余談
ですが、某掲示板に歴女が使う香水は「サムライウーマン」と書いて
あって受けた)枯れ専(年配男性にしか萌えない女子)、和物おたく
などの女子が登場して、バラエティーに富んでいるなあと思いました。
アパートのオーナーが韓流(イ・ビョンホン)の追っかけ(!)で留守を
していたり、姿を現さないオーナーの長女がBL作家(PN:目白樹音
先生)だったり、手の込んだ設定も楽しい映画でした(エンドロールの
挿入歌を読んでいると、サカモト教授と書いてあったような…?)
楽しい映画で2014年を締めくくることが出来て、よかったなあ!^^