樹脂と香木。
2015年 08月 31日
樹脂・香木の香りについて復習。
<乳香 フランキンセンス>
乳白色のつぶつぶ。樹脂。森林浴を
思わせるさわやかな樹木の香りです。
天上へ昇ってゆくような清らかな印象。
中東特産の香料で、アムアージュの
ほとんどの香水に入っているそうです。
エッセンシャルオイルの効果を見ると、
肌や美容に良いようです。
聖書にも登場する瞑想に良い香りで、
教会などで焚かれているようです。
「神様の声が聞こえた」とか「天使の声が
聞こえた」っていうのはもしかして…(以下略)
<グァヤックウッド>
灰色がかったこげ茶色の木片でした。
香りは白檀に野性味をプラスしたような
感じで香木独特の良い香りがしました。
ブラジルのシャーマンが使用するお香
とのことですが、日本の香道の世界では
邪道な香木として扱わないそうです。
<沈香>
トムフォードのウードウッドという香水を
持っているのですが、ブータンの寺院に
漂う沈香(ウードウッド、アガーウッドとも
呼ばれる)の香りをイメージした香りで、
日本でもお寺へ行くと境内でお線香が
焚かれていたりして、宗教と香りの関係
は深いなあと感じました。
アムアージュ香水の処方(香りのレシピ)
を見るとベースノート(ベースとなる香り)に
香りの保留性の高い重めの香り…香木や
樹脂、動物性香料がしっかり入っていて、
中近東は暑くて乾燥してそうなので、香り
を飛びにくくする工夫かな?と思いました。