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写真を撮るのがすきな愛のブログです。リンクフリーです☆


by tuga369
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「カムイ外伝」と「ココ・アヴァン・シャネル」

シルバーウィーク(19日~23日)に「カムイ外伝」と「ココ・アヴァン・シャネル」を見ました。

「カムイ外伝」
宿泊したホテルと同じ建物内にある、シネプレックス水戸(音響が良いです)で見ました。
チケット売場でホテルのルームキー(カード)を見せると映画料金が1,000円になります。

「カムイ外伝」の感想。
主人公のカムイは貧因から忍者になり、自由を求めて忍者組織から脱走して逃亡生活を
送るのですが、生きる為に執拗に追ってくる忍者と戦うことになります。その追手の中には
自分の元仲間もいたりして、見ていて複雑な心境でした。物語の途中、カムイは逃亡先で
半兵衛という陽気な漁師と知り合い、半兵衛の妻スガル(カムイ同様、組織から脱走した
忍者)とその子供たちと一緒に村で漁師として暮らすのですが、平穏な暮らしは長続きせず、
ある事件により半兵衛も亡くなってしまい、カムイはこのまま延々と孤独な戦いを繰り返して
いくのか、と思うと暗く重い気持ちになりました。
映画のキャラクターの中では、陽気でひょうひょうとした半兵衛(小林薫)がよかったです。
カムイ(松山ケンイチ)は無口で影のあるキャラクターで、あいかわらずうまいと思いました。
半兵衛の家族と過ごすうちに少しやわらかい表情が出てくるのですが、やはり忍者なので
全体的に暗いです。それから土屋アンナが残忍な藩主(佐藤浩市)の側女役で登場するの
ですが、怪しげな雰囲気で、ちょっと「どろろ」のマイマイオンバ(妖怪)役を思い出しました。

「カムイ外伝」を見ていてよくわからなかった部分。
半兵衛が疑似餌(ルアー)を作るために備中・松山藩藩主である水谷軍兵衛(佐藤浩一)の
愛馬、一白(いちじろ)のひづめを盗むのですが、なぜ一白のひづめじゃないとだめなのか
よくわかりませんでした。(その辺の農耕馬のひづめではだめなんでしょうか?)
水谷軍兵衛は愛馬を殺されたことを藩主である自分に対する挑戦だと認識するのですが、
(現代で云うと、金持ちのぼんぼんが愛車のベンツのタイヤを盗まれたような感じ)漁師で
ある半兵衛は「たくさん魚を獲る」=「家族を養うため」に疑似餌を作りたかっただけのよう
でした。映画を見ていたら馬のひづめをスライスして、お湯で煮て柔らかくしたあと微妙に
曲げて「浮き」にして、鳥の羽根をつけて疑似餌にしたら大漁でした。

カムイの師匠であり、カムイが所属していた忍者組織の元締めの大頭(おおがしら)という
人物が執拗にカムイを追跡するのですが、なぜ大頭がカムイを追うのかよくわかりません
でした。大頭がカムイを執拗に追うのは脱走を絶対にゆるさない=忍者組織の秩序を保つ
ためでしょうか?


「ココ・アヴァン・シャネル」
23日(水)に近所の映画館でレディースデー料金1,000円で見ました。午前中の初回上映
だったのでがらがらでした。

「ココ・アヴァン・シャネル」の感想。
貧しい家庭に生まれ、孤児院で育った少女ガブリエル(通称ココ)がデザイナーになるまでの
話なのですが、「えっここで終わりなの?」という感じであっけなかったです。映画の口コミを
見てからチケットを買えばよかったなあと反省。

ココ・シャネルが生まれた時代は女性が働くことが一般的ではなかった時代で、孤児院を
出たココは、姉と一緒にキャバレーで歌手として生活しますが、仕事がうまくゆかなくなり、
キャバレーで出会ったエティエンヌ・バルザンという富豪の男性のもとに身を寄せます。
(ただの酔っ払いのおっちゃんだと思っていたバルザンの館がすごくて、このおっちゃんは
ブルジョワの家系で馬が趣味なので、家に厩舎があったりします)ココはバルザンによって
上流社会の生活を知るのですが、バルザンは遊んでばかりで、まったく働かないのに館に
使用人がたくさんいて、両親から相続した財産だけで生活が回っているのがすごいと思い
ました。それからココとバルザンは仕事に対する考えが正反対で、ココにとっては「働く」と
いう事が当り前の事なんですが、バルザンはそもそも「働く」という考えがないので、ココが
仕事を持ったり、働くことにも消極的でした。ココはバルザンの館で催されたパーティーで
出会ったアーサー・カペルという実業家と恋愛関係になります。ココとカペルとの関係を知り
つつ、知らないふりをして父親のように見守るバルザン…おもしろいです(笑)
シャネルがデザイナーになるまでを描いた映画なので、デザイナーとしての活躍は最後に
ちらっと出てくるのみで、シャネルスーツなどのいかにもシャネル!という感じの服があまり
出てきません。あとバッグや香水(No5)のエピソードもなくてちょっとさみしいと思いました。
by tuga369 | 2009-09-24 00:00 | 映画(영화)・ドラマ