『イノセント・ガーデン』
2013年 06月 15日
見に行きましたが全然イノセントじゃなかったです(笑)(青白く透明な
官能映画というか…)映画のスタッフが『ブラックスワン』と同じと聞いて
ああいう路線か…と覚悟して映画館へ行き、結構おもしろかったです。
(母娘で観に行くとかはおすすめできません)ただ、後味の悪いラストで
食べ直し…ではありませんが、『イノセント・ガーデン』のあとに『奇跡の
リンゴ』を観ました。
この映画はネタばれになるとおもしろくないので、詳しい説明は避け
ますが、ちょっとヒッチコックみたいな雰囲気の映画で、クラシカルで
端正なお屋敷の中で、イロイロ怖いことがおこります(家の中が整然と
し過ぎていてなんだか緊張する)
ニコール・キッドマンが美しい母親役で(ヒッチコックの映画に出て来る
グレース・ケリーみたい)出演していてきれいだったのですが、主人公の
インディア(ミア・ワシコウスカ)の方が存在感があり、ひきこまれました。
インディアの少女から大人への変化を「靴」で表現していて、はじめは
父親から贈られた紐付きの革靴(白と黒のコンビシューズ)を履いてた
のが、最後はハイヒールになり(茶色かワインレッドのクロコダイル革の
靴底の赤いハイヒールでした)、ちょうどハイヒールの映画を見たばかり
だったので、何だかドキドキしました(笑) 靴のほかにも卵など変化を
連想させるモチーフが登場します。
インディアの18歳の誕生日のプレゼントの箱の中に古びた鍵が入って
いて、あの鍵をプレゼントしたのはだれなのかな?と最後まで謎でした。
はじめ映画館のちらしを見てなんかいいなあと思いましたが、映画を見る
少し前にパク・チャヌク監督の作品だということを知って、びっくりしました。
『イノセント・ガーデン』