実写版 魔女の宅急便。
2014年 03月 12日
あまりショックはなかったのですが、帰宅するといろいろ消化不良な感じでした。
舞台がある東洋の町と書いてあり(別に書かなくても良かったんじゃ…)はじめは
沖縄やタイのような無国籍な南国の港町。しかしよく見ると屋根瓦が日本だったり、
景色が小豆島みたいだったり、世界観が中途半端な感じです。
キキはまあまあよかったのですが、問題はとんぼ。あんなぶっきらぼうな感じの
少年だったかなあ?と思いました。アニメ版は飄々とした感じの性格で、けっこう
好きだったのですが。登場人物の中ではアニメ版にはないキャラクターですが、
動物園の飼育係役の新井浩文さんがよかったです。特殊能力を持つ魔女という
存在に「いいね!」をするひとがいれば、「良くない!」と思うひともいて当然で、
魔女のキキを良く思わない側のひとが新鮮でした。
映画のはじめのほうで魔女になるための修行に出るキキをキキの両親が送り
出すシーンでなぜかうるうるしてしまいましたが、キキが一度失った魔法を取り
戻すエピソードがアニメ版と違い過ぎていてちょっと感情移入できませんでした。
アニメ版に登場しないマツコさんみたいな心を閉ざした歌手が出てきて、最後は
離島の森に住む獣医役の浅野忠信さんでゴール。やはり魔女宅はアニメ版が
すきだなと思いました。
魔女宅の口直しに『ダラス・バイヤーズクラブ』か『ラヴレース』を観て帰ろうか
なと思いましたが、両方ともちょっとテーマが重そうなので、やめておきました。