花びら染め。
2006年 03月 18日
花びら染めで着物の半襟を染めてみた。紫色が冷凍しておいた
山葡萄の皮、桃色の方はさざんかの花弁から色素を取り出して
染めた。染め方は酢200ccと40度のお湯500ccの中にさざんかの
花弁50gを入れて色素を10分位揉み出す。花弁をステンレスざるで
こして、色素の溶け出した染色液にあらかじめ水を含ませた半襟
(ネットで500円くらいで購入。花びら染めは絹などの動物繊維の方が
よく染まる)を入れて1時間~ひと晩置く(染めむらにならないように時々
かき混ぜる)染まった半襟をよく水洗いして陰干しして完成(アイロンを
かける場合はあて布をしてかける)こんな簡単でいいのかというくらい
よく染まっておもしろい。加熱しないので植物の色もきれいに出るし。
この染め方だと火も薬品も使わずに簡単に草木染めが出来る。
バケツの染色液の中に放置しておくだけで染まるので手軽ですが、
酢がガンガン減ってゆくのがつらい。(本にはお湯1リットルに対して
酢500ccと書いてあった)それから本には経年退色、直射日光に
対する耐久性がない、酸性の染色のため石鹸で洗うと色が変わって
しまうので注意と書いてあった。さざんかの他に染色に使えるのは
アントシアンを含む赤や紫色の花や実で、カーネーションや
ブラックベリーの実、ヨウシュヤマゴボウの実などが染まるそうだ。