女系家族。
2006年 04月 04日
読んでいないのですが、関西弁での腹のさぐりあいというのが
物語の複雑さを増していて良いです(笑)登場人物ではやはり
ドラマ同様、大番頭の宇市さんが曲者ですね~。小説では
矢島家の財産分与のカギを握る重要な人物として書かれています。
物語は矢島嘉蔵の葬儀の場面からはじまり、矢島家の使用人は
黒の喪服でななく鼠色の喪服というのがかっこいい。喪服といえば
「けものみち」で民子(米倉涼子)が鬼頭老人の葬儀の際に、
白い喪服を着ていてかっこいいと思いながらもなぜ白なのかと
疑問に思っていたのですが、「女系家族」にも白い喪服が登場。
>藤代は席をたった。(中略)格式の高い家の女喪主にのみ許される
>白無垢縮緬の裾を床に引きずるような姿勢で、(新潮文庫13p)
おお。白い喪服ってあるんだ。格の高い家の女性が着るのか。
どうゆう由来で白なんだろう?武家の奥方とかそうゆうのかな。
「白 喪服」で検索したら、こんなページが。喪服は最近まで白だった
勘違いが生んだ「黒い喪服」